「サンバーバン現行モデルの特徴とモデルの推移」
２０１２年４月２日発売の７代目は、富士重工の軽自動車生産撤退にともない、ダイハツからのＯＥＭ配給。ベースモデルは「ハイゼットカーゴ」。すでに乗用ワゴンの「ディアス」は２００８年９月に「アトレー」のＯＥＭとして発売している。
当然「ハイゼットカーゴ」同じＯＥＭ車トヨタの「ピクシスバン」と全く同じ車両であり、「サンバー」の代名詞であったリアエンジン、４気筒エンジン、そしてスーパーチャージャーは姿を消し、軽バンで主流のキャブオーバータイプのＦＲ、３気筒、そしてターボエンジンを設定する。違いはグレードによる装備の細かな設定と、エンブレムの六連星だけ。
熱烈なスバルファンの思いとは別に、商用バンとしての商品力は確実にアップされている。旧タイプからの変更点としては、荷室の全長、幅、高さともに拡大し、積載スペースを拡大した。また、ジョシュ席を倒すと、２６３０?のスペースが出現し、６畳サイズの巻きカーペットが積める。
また、リアゲート開口部とスライドドア開口部も広がり、荷物の積み降ろしが容易になった。反面、フロア高は高くなっている。
エンジンは３気筒ＤＯＨＣ３７ｋｗ（５０ｐｓ）と、ターボ仕様４７ｋｗ（６４ｐｓ）の２種類。コンパクトなインパネシフトを４速ＡＴ/５ＭＴともに採用し、広くて助手席からの乗降もスムーズに行える。
サンバーバンの値引き情報
発売直後ではあるが、軽商用バンの通例として、目標は変わらない。ライバル車は多いが、スペックは横一列で、価格勝負の世界だ。
値引目標は１０万円
お勧めグレードは トランスポーター２ＷＤ５ＭＴ（１００万円）ＶＢにプラス９万円でパワーウインドウや濃色ガラス、オーバーヘッドシェルフなどが装備されて便利だ。５ＭＴでもパネルシフトで操作は楽。これ以上の装備を求めるなら「ディアスワゴン」にすべき。
現行サンバーバンの下取り相場
２０１２年発売のためデータまだありません。
前モデルの特徴とモデルの推移
１９９９年２月発表。６代目は富士重工で生産する最後のモデルとなる。ボディサイズが拡大した新規格車両であるが、他車種が軒並みキャブオーバーになる中で、サンバーだけはキャブオーバータイプを維持した。サイズは一回り大きくなったが、外観上のイメージは旧型と変わらない。特に段差のあるサイドウインドウ等、サイドのプロポーションは旧型と区別がつかないほどで、人目で「サンバー」とわかる。
基本的なメカニカル構成は変更なく、４気筒エンジンとスーパーチャージャーそして４ＷＤのラインナップ。リアエンジンのため他車より荷台や運転席を低く設定でき、重量物の載せ降ろしや、乗降が楽になる。
２００２年９月 マイナーチェンジ フロントデザイン変更とスーパーチャージャー廃止。
２００５年１１月 マイナーチェンジ フロントデザイン変更とインパネデザインも変更。「ディアス」復活。
２００８年７月 一部改良 フロントグリルにメッキ装飾 等。
２００９年９月 バンのみマイナーチェンジ フロントデザイン３度目の変更やインパネも意匠変更。スーパーチャージャー復活。
２０１１年７月 ５０周年記念特別仕様車「ＷＲ ＢＬＵＥ ＬＩＭＩＴＥＤ」発売。ＶＢをベースに、インプレッサ等歴代ＷＲＸを彷彿させる「ＷＲブルー」の特別塗装や、専用シート、ドアトリム、エアダム一体フロントバンパー、ルーフスポイラー、
を装備する、その特徴あるメカニズムから以前から言われていた、まさに農道のＷＲＣカー。
２０１２年２月２８日生産終了そして４月１日販売終了。富士重工製の軽自動車生産の歴史は幕を閉じる。
前モデルの下取り相場
トランスポーター３ＡＴ ２００８年式（新車価格９７．６万円）１３．０?２３．０万円
２０１１年式（新車価格９７．８万円」）２０．５?３０．５万円
トランスポータースーパーチャージャー３ＡＴ ２００９年式（新車価格１０７．３万円）１８．５?２８．５万円
２０１１年式（新車価格１０７．３万円）２３．５?３３．５万円
ＶＢ ４ＷＤ ３ＡＴ ２００７年式（新車価格１０６．４万円）１５．５?２５．５万円
２０１１年式（新車価格１０６．８万円）２６．０?３６．０万円