中古車の種類
新古車・未使用車や修復暦車など中古車の種類について。
新古車(おろしたて中古車)
走行距離が数百km程度などの中古車。新車ディーラーが試乗車や展示車として登録したり、決算期末に成績合わせの為に自社登録するなどの理由で一度ナンバーを
取得した後に中古車として販売される場合が多い。
ほぼ新車と代わりのない状態で新車よりも安く、また自動車重量税など諸費用の面でも有利な場合が多い。新車保証もたっぷり残っているのでお得な車両と言えるでしょう。
修復歴車
(社)自動車公正取引協議会(自公協)が定めた9カ所(下記参照)や、オークション(販売店が中古車を売買する市場のようなもの)独自の規定個所を修復した中古車のことを言う。走行に支障をきたすと思われる部分を修復した車という意味だから、ドアパネルを交換した程度では修復歴車とは言わない。また最近の技術ならきちんと修復されていれば問題はないが、敬遠されがちなので、他の中古車に比べて割安に手に入れることができる。
自公協による修復歴車の定義
(1)フレーム
(2)フロントクロスメンバー
(3)フロントインサイドパネル
(4)ピラー
(5)ダッシュパネル
(6)ルーフパネル
(7)ルームフロアパネル
(8)トランクフロアパネル
(9)ラジエターコアサポート(交換)
自公協の基準では(1)~(8)のいずれかを修正するか、(9)を交換した車を修復歴車と定義している。
並行輸入車
正規輸入代理店を通さずに販売店が独自に海外から仕入れた輸入車。日本で新車として登録する新車並行と海外で既に登録された後に日本で輸入した中古並行がある。
「検なし」と「検2年付」
双方とも車検が切れている中古車を指すが、購入時に必要になる車検整備費用が車両本体価格に含まれているのが「検2年付」、 別途車検整備費用が必要なのが「検なし」。
認定中古車
認定中古車は、輸入中古車に対する信頼感が低かった頃に輸入車業者自らが整備基準を作って品質を高めユーザーからの信頼を得ようとして始まった。 先駆者はBMWだが、今では多く輸入車のインポーターが同様の認定中古車の基準を定めている。 最近では国産ディーラーでも、中古車販売専門店との差別化のために認定中古車制度を取り入れているところが多くなっている。